課税対象になる、オンラインカジノの勝利金。
税金のことなんてややこしいしわからないし、
そもそもギャンブルで勝って確定申告して納税したなんて聞いたことないわ!
なんて無申告で放置は、後から痛い目にあうかも。
オンカジ 税金 計算
1月1日から12月31日の間に収入を得た場合。
オンラインカジノだけでなく、パチンコやパチスロ、公営ギャンブルの競馬、競輪、競艇といったギャンブルで稼いだお金は、「一時所得」とされ課税対象になります。
そして、一時所得はそれのみに課税されるわけではなく、ほかの所得と合算される形で所得税・住民税が発生します。
課税対象となる一時所得の計算は、以下の方法で求められます。
- 総収入 - 総支出 - 50万円(特別控除) = 一時所得
- 一時所得の金額 ÷ 2
この「一時所得の金額 ÷ 2」で求めた金額を総所得額に合計し、最終的に支払う所得税が決まります。
一時所得は累進課税
そして上記で計算したオンラインカジノで得た一時所得は、以下の累進課税税率(最大55%の累進課税)に基づいて申告することになります。
課税所得額 | 税率(内訳) | 所得控除額 |
---|---|---|
~195万円以下 | 15%(所得税5%+住民税10%) | なし |
195万円超~330万円以下 | 20%(所得税10%+住民税10%) | 97,500円 |
330万円超~695万円以下 | 30%(所得税20%+住民税10%) | 427,500円 |
695万円超~900万円以下 | 33%(所得税23%+住民税10%) | 636,000円 |
900万円超~1,800万円以下 | 43%(所得税33%+住民税10%) | 1,536,000円 |
1,800万円超~4,000万円以下 | 50%(所得税40%+住民税10%) | 2,796,000円 |
4,000万円超~ | 55%(所得税45%+住民税10%) | 4,796,000円 |
所得金額に対して、別途2.1%の復興特別所得税がかかります。
オンカジ 税金 計算 注意点
一時所得を求める計算の、「総支出」に関しての注意点があります。
それは、
- 負けた額は、損失額に分類されない
ということです。
つまり、1年間の勝ち負けの収支ではなく、利益を得た場合のみを対象として課税されるという事。
たとえば、
5千円のベットを5回したカジノゲームで、1回うまいこといって10万円の払い戻しがあった場合。
2万5千円のベットをしているので、当然、2万5千円を支出にしたくなりますが、これが違うんです。
払い戻しがあったのは5回ベットしたうちの1回であり、そこに支払ったのは5千円なので、5千円しか引くことができないんです。
2万円は負けてるのにそんなアホな!
と思うかもしれませんが、オンラインカジノの税金の計算をする場合に注意してください。
オンカジ 税金 計算 まとめ
オンラインカジノで遊んで、1月1日から12月31日の1年間の間に50万円を超える儲けが出たら、確定申告して税金を支払うようにしましょう。
(利益が50万円を超えない場合は申告義務なし)
知らなかったから。
という理由であっても、申告していなければ脱税になってしまう可能性があります。
国税庁のホームページでは「公営競技の払戻金に係る所得の計算書」も用意されていますので、有効活用してください。
→ https://www.nta.go.jp/publication/pamph/shotoku/kakuteishinkokukankei/koueikyougi/